“王様がいる国”というと、どこか中世ヨーロッパのようなイメージが浮かぶかもしれない。
でも、いま私が暮らしているこのUAE(アラブ首長国連邦)も、れっきとした「王様が治める国」だ。しかも、一人じゃない。7人もいる。
「どうやって国を回しているの?」
「それぞれ何をしているの?」
そんなふとした疑問疑問に、今日はリアルで不思議なUAEの👑王政のカタチ🔱を解説していきたい。

🏙 7つの首長国=7人の王様
UAEはその名の通り、7つの首長国(Emirate)から成る国だ。
それぞれにEmir(アミール)と呼ばれる首長が存在していて、いわばその地域の「王様」のような立場。
この7人が、UAEという国のリーダーたちなのだ。
| 🏰 首長国 | 👑 統治者(首長) | 🗺 主な特徴 |
|---|---|---|
| アブダビ | モハンマド・ビン・ザーイド(MBZ) | UAEの大統領・原油資源が豊富な首都 |
| ドバイ | モハンマド・ビン・ラーシド(MBR) | 副大統領・首相、観光と経済の中心 |
| シャルジャ | スルターン・ビン・ムハンマド | 教育と文化の都市、大学も多い |
| アジュマーン | フマイド・ビン・ラシード | 最小の首長国、住宅地が中心 |
| ウム・アル・カイワイン | サウド・ビン・ラシード | 漁業と湿地の自然保護エリアが魅力 |
| ラス・アル・ハイマ | サウド・ビン・サクラ | 山岳観光や温泉地として注目 |
| フジャイラ | ハムド・ビン・モハメド | 東海岸の港湾都市、石油精製も強い |
どの王様もそれぞれの地域に根差したリーダーであり、
同時に国のトップの一角を担っている。
🇦🇪 UAEのユニークな政治体制:王政+大統領制の折衷モデル
世界的に見ると珍しいのが、連邦制の立憲君主国家というUAEの制度。
- 大統領は、7人の首長の中から選ばれる(実際はアブダビの王が慣例的に就任)。
- 副大統領と首相は、ドバイの王が担っている。
- そして、それぞれの首長国は、高度な自治権を保持している。
つまり、UAEという一つの国は、「7人の王が力を合わせて運営する王国」なのだ。

⚖️ 民主主義とは違う?でも“安定と成長”がある社会
欧米的な民主主義とは異なり、UAEの指導者たちは世襲制であり、国民による選挙では選ばれない。
けれども、その分「統治の継続性」と「政策の一貫性」が保たれている。
たとえば、ドバイのモハンマド殿下(MBR)は、インフラ、教育、行政改革などを推進し、ドバイを世界有数の都市へと導いた。
アブダビのモハンマド殿下(MBZ)は、安全保障や国際外交で抜群の手腕を発揮している。
王族による統治というと、時代遅れのように感じる人もいるかもしれない。
でも、UAEの例は、「制度ではなく、リーダーの実行力こそが国を育てる」ことを示しているとも言える。

✨ まとめ:7つの王国がつくる一つの未来
UAEには、まるで物語のような構図がある。
7人の王が、それぞれの国を治めながら、一つの国を動かしている。
ここには、分断ではなく「協調のかたち」がある。
そしてそれこそが、この国が急速に成長を遂げている理由のひとつなのかもしれない。
国の制度を知ることは、その土地に生きる上での羅針盤になる。
「王様がいる国」と聞いて興味を持ったあなたにとって、この国の奥深さが少しでも伝われば嬉しい。
最後までお読みいただきありがとうございます😊
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