「七転び八起き」の真意と魂を輝かせる力: 仏教、歴史、そしてIKIGAIの精神

By Mana takita

「七転び八起き」とは、どんな困難にも負けず、何度でも立ち上がり続ける精神を表す日本のことわざ。多国籍な同僚がそろうオフィスで働いていると、IKIGAI*(次章くらいで詳しく紹介します)について質問されることも稀ではない。七転び八起きなんて、小学生以来使った覚えなんてなかったが、いつも斜め向かいに座っているポルトガル人の同僚に聞かれた。

「この概念があるのは日本だけなんでしょ?力強いことわざで元気が出るわ!」と。彼女から聞かれたと同時に、意味自体は知っているもののどうしてそうなったのかなんて全く答えられないし、披露できる逸話もなかった。5分待ってと伝えて急いで調べて、これこれこうなってああだよと伝えたら、目を輝かせて「あなたに聞いてよかった!すごく気になっていたの。」と嬉しそうに返事をしてくれた。優しさと素直さの塊である彼女を傍らに、もっと自国のことを知り尽くさなければと思い、この記事を記すことにした。

仏教の教えを受ける形で瞑想する仏陀と、随いているコーギー犬および赤い衣を着た僧侶の姿

1. 仏教説

「七転び八起き」の語源として有名なのが、仏教に由来する説。仏教は、紀元前6世紀頃、インドのガンジス川流域でシャカ、またはゴータマ・シッダールタによって生まれたとされるのだとか(?)諸説あり。仏教はその後、インドからアジア全域へと広まりを見せていった。

この仏教由来説によれば、仏教における「だるま像」に関連している可能性が。だるま像は、倒しても何度でも起き上がる性質を取っており、これが「七転び八起き」の精神的な象徴となったとされている。仏教の教えには、「どんなに辛くても希望を持ち続け、努力し続けること」が大切だという教えが存在する。そのため、倒れてもすぐに起き上がる姿勢は、仏教的な心の強さを象徴しているのかもしれない。

2. 中国の故事説

もう一つの説は、中国の故事に由来するという見解。故事は、古代中国の哲学や歴史、民間伝承に基づくもので、紀元前の周朝(紀元前1046年~256年)から始まったとされている。国語でも習った孔子や老子、荀子などの哲学者や、古代の王朝に関連する人物たちによって広められた。

中国には「七顛八起(しちてんはっき)」という言葉があり、これは「七回転んで八回立ち上がる」という意味を持つ。しかし、この場合の「転」ではなく「顛(てん)」が使われており、「転ぶ」ではなく「逆さになる」という意味になる。つまり、倒れても逆さにならずに立ち上がる、という強い意志を表しているようだ。これは、「どんな困難に直面しても、最後には立ち上がる」という意味で、非常にポジティブなメッセージを持っていていいなあと思った。

3. 「七転び八起き」に隠された秘密

「七転び八起き」が意味するところは、何度転んでも立ち上がること。しかし、なぜ「七回転んで八回起き上がる」という数の不一致が存在するのかは疑問視されることもある。普通、転んだ回数と起き上がった回数は同じであるべきなのに、なぜ八回目の起き上がりが必要なのか、という点をこの際突き詰めたい。

理由として見つけられたのは、「七転び八起き」の「八」という数字が、縁起の良い数とされているためだという理論が濃厚。中国や日本では、「八」は「末広がり」の象徴として、発展や成長を意味する数字とされており、八回目の起き上がりは単に「成功」や「栄光」を表現しているのだとか。なるほどの森が過ぎる。

水中で祈る少年とカメ、犬が共に座っている幻想的なシーン。

IKIGAIと「七転び八起き」の関係性は?

IKIGAIの考え方は、「七転び八起き」の精神とも密接に関連しているのだとか。どんなに失敗や挫折を経験しても、自分の生きる意味(IKIGAI)を持ち続けることができれば、その困難を乗り越え、再び立ち上がる力が湧いてくるのではないだろうか。

例えば、自分の情熱を全力疾走で追い求めているとき、失敗でさえも困難を乗り越えるため原動力になった経験はないだろうか。人生に意味を見出し、目標を持ち続けることで、逆境に対する耐性や適応力も高まること間違いなし。


他の国々にも同様のことわざがある?

「七転び八起き」に似たことわざや格言は、実は日本と中国以外の国々にも存在していた。日本にしかないとか言ってヌミマセン。。

  1. 英語のことわざ:「Fall seven times, stand up eight」
    英語にも似たような意味のことわざがあります。この言葉は、日本の「七転び八起き」と同様に、どんなに失敗しても諦めずに立ち上がることを応援。
  2. フランスのことわざ:「La patience est la clé de la délivrance」(忍耐こそが解放への鍵)
    アラビアのことわざも、挫折から立ち上がるためには忍耐が必要だという点で共通している。

古代の哲学者たちと犬が一緒にいる情景のアート作品。四人の人物が会話を交わしており、背景には花が咲いた木が描かれた穏やかな風景。

「七転び八起き」の教訓は、ただの忍耐ではなく、希望の光を信じること。
失敗や挫折を乗り越えるたびに、私たちは強く、そして輝かしくなると信じている。どんな困難が訪れたとしても、その先に待っているのは必ず成長と新たなチャンスであるということを忘れないでいてほしい。

「倒れそうにるたびに立ち上がる」その瞬間こそが、未来への扉を開く鍵。

最後までお読みくださりありがとうございます(o^―^o)ニコ

インスタグラム:__mana.lulu

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