ヨーロッパ旅行は、いつも最初の数日で金銭感覚が少しずつ壊れていく。
到着直後は「Uberで50ユーロ!? 高すぎる!」と驚くけれど、数日後には「まあ、安全だし仕方ないか」と自然に配車アプリを開いている。
そして気づけば、服も靴もスーツケースまで買っている。
今回はニース&カンヌに約1週間滞在した際、実際どれくらい使ったのかをまとめてみた。
こうして数字を並べてみると、旅は思い出だけではなく、かなりリアルな経済活動でもあることがよく分かる。
※換算レートは 1 EUR = 約185円、1 AED = 約43.3円 で計算。
総額
合計:約 524,500円
(フライト・ホテル・買い物・食事・交通費すべて含む)
「南フランスで1週間」と聞くと高額に感じるけれど、
ホテル代を含めると、想像していたよりは現実的な範囲だった印象。
もちろん、買い物欲が爆発しなければ、もう少し抑えられたはずである(笑)
| 順位 | 項目 | 日本円(概算) |
|---|---|---|
| 1 | フライト (3,813.24 AED) | 約165,000円 |
| 2 | ホテル (824.96 EUR) | 約153,000円 |
| 3 | 外食・カフェ | 約67,000円 |
| 4 | タクシー(Uber) | 約40,000円 |
| 5 | ファッション | 約39,500円 |
| 6 | グローサリー | 約9,100円 |
✈️ フライト
- 3,813.24 AED → 約165,000円
マレーシアとドバイを経由し、合計17時間。
長距離移動の末にたどり着いたコート・ダジュールは、それだけで映画の導入シーンのようだった。
🏨 ホテル
- 824.96 EUR → 約153,000円
1週間の滞在費としては、南フランスのハイシーズンを考えると妥当。
窓の外に地中海が広がるだけで、金額の記憶はやや薄れる。
友人とシェアする予定だったが1泊を除き一人での滞在に。マリオット系列で高いけれど、事務やプールに朝食も充実していて幸福度がかなり高かった。
🍽 外食・カフェ
- 合計 → 約67,000円
カンヌでは一皿の値段に少し驚くこともあった。
それでも、美しい景色と映画関係者との会話が添えられると、食事は単なる栄養補給ではなくなる。
🚕 タクシー
- 合計 → 約40,000円
ヨーロッパでは公共交通機関でスリ被害の話を聞くこともあり、
今回は安全性を優先してUberを多用した。
確かに高い。
けれど、深夜の移動や慣れない土地での安心感には、それなりの価値がある。

👠 ファッション
- 合計 → 約39,500円
現地のブティックでお気に入りを見つけ、
さらにフランスの ZARAでもセンスの良さに負けて靴まで購入。
旅先での買い物は、単なる消費というより、
その土地の空気を持ち帰る行為に近い。
40EURかと思っていた小さいスーツケースが90EURというサプライズを受けたが、デザインも好きだしそのままスワイプ。
🛒 グローサリー・日用品
- 合計 → 約9,100円
スーパーで買ったフランス語表記のエコバッグを味方に、ホテルから10分の距離にスーパーがあって助かった。
物価は高いけれどその分新鮮でおいしいいし毎食外食はしていられないので本当に助かった。
こういう何気ない異国での日常が、後から振り返ると旅の記憶を最も鮮やかに呼び起こしてくれる。
🎁 お土産
- 27.59 EUR → 約5,100円
旅の最後には、必ずと言っていいほど「誰かの顔」が浮かぶ。
家族、友人、お世話になっている人たち。
その土地の空気を少しだけ持ち帰って、分け合いたくなる。
お土産というのは、物そのものよりも、
「あなたのことを旅先で思い出しました」という静かなメッセージなのかもしれない。
南フランスの陽射しを浴びた石鹸やお菓子、
あるいは小さな雑貨ひとつでさえ、
そこには地中海の光や旅の記憶が封じ込められているように感じる。
ユーロは高い。でも、感覚はすぐに慣れる
到着直後は、
「この水が1,000円近いの?」とさすがに驚く。
しかし数日経つと、
「まあ、こんなものか」
と普通に支払っている自分がいる。
人間の適応力とは恐ろしい。
為替レートより先に、感覚のほうが現地化してしまうあるある。
旅の出費は、人生の編集費でもある
今回の旅で買ったものは、
飛行機の座席、ホテルの部屋、タクシーの安心感、
そして靴やエコバッグ。
けれど本当に手に入れたのは、
- カンヌで見たアフリカ映画
- ザンビアの友人との再会
- 偶然つながった人々
- 地中海の光
といった、数字には表れない記憶だった。
旅では、お金は減る。
けれど、そのぶん世界の解像度が上がる。
来月にはまたヨーロッパに戻る予定だ。
金銭感覚は再び壊れるかもしれないけれど、そのぶん新しい物語も増えていくはずである。 ✈️✨
自分のための買い物は即座に喜びをくれる。
けれど、誰かのために選ぶ時間には、また別の種類の豊かさがある。
旅は一人でしていても、
最終的には「誰とこの体験を分かち合いたいか」を思い出させてくれる。
そしてスーツケースの片隅に詰め込んだ小さなお土産は、
帰国後も旅を終わらせないための、ささやかな装置になるはずだ。
総計
約524,500円
