働きづめの毎日。そんな限界ブローカーの私にも、日本でのGWの恩恵を受ける週末があった。気が付けばドバイに来てから一度たりともホームシアターができていなかったので、ここぞとばかりにマシュマロとピザを用意して映画大会をした。選ばれたのは綾鷹、ではなく、、
『(500)日のサマー』(500 Days of Summer)
この映画は、主人公が彼の恋愛の過程を回顧しながら進行するストーリー。女性キャラクターであるサマーは、感情的に距離を置いていて、最初から本気で恋愛をする気がないと宣言している。
映画を見進める中で、どうしてこんなにも、冷たくて感情的に距離を取るようなキャラクターが、人気なのか?最低じゃないか!と心の中で静かな怒号を浴びせながら、サマーのような冷徹で一歩引いた態度の人が、周りの人々にこんなにも引き寄せられている理由に分析してみたくなった。
ただ考えてみれば、この現象ってリアルな世界でもよく見かける光景じゃない?という既視感に襲われる。感情的に「ちょっと距離がある」タイプの人に限って、追い掛け回されている限界マラソン界隈に潜入調査をしていきたい。

1. チャレンジ精神を刺激するから
私たち人間は、手に入れるのが難しいものに魅力を感じる傾向がある。ちょっとした挑戦心という刺激が、人を引き寄せるのだろうか。例えば、感情的に距離を取る人や、あまり自分を見せない人に対して、「この人を自分のものにできたらすごい!」という気持ちが湧いてきてしまう人もいるのでは。
トリセツが難しい相手ほど、その魅力が増すというのは、まさに心理学の一環。映画の中でも、主人公の心を開くことができたら一世一代の勝負、みたいな感じでドラマが展開していくけれど、これは現実でも同じな気がする。
2. 希少性が魅力に変わる
人間は、手に入らないものや貴重なものに対して強い価値を感じるようにできている。心を開かない人、冷たい態度を取る人が、逆に「手に入れたくなる存在」になってしまうのも、この希少性の心理が働いているからだろう。
ちょっと手が届かない相手に、どこかで「無理かな」と思いながらも、つい頑張ってしまうのは、この「希少なものを追い求める本能」があるからだそうだ。映画の登場人物たちも、最初は冷たくて遠い存在に見えても、次第にその魅力に引き寄せられていくシーンが印象的だった。

3. 恋愛の難しさが魅力的に見える
映画では、心を開くのに時間がかかる人ほど「大変そうだけど、だからこそ魅力的」といったニュアンスで描かれることが多い。でも、現実でもそれは当てはまることがある。
攻略が難しい人に対して「この人はどうしてこんなに心を閉ざしているんだろう?」という謎を解きたくなる。こうした解決したい欲求が、相手に対する魅力を高める。難解な相手ほど、探りたくなってしまうものなのだろう。
4. 自信と自己確信がモテる秘訣
冷たい人や距離を取る人の多くは、無意識かつ無敵レベルの「自信」がある場合が多い。自分に自信があるからこそ、他人に気を使ったり、無理に関係を作ろうとしない。自己確信を持つことで、どこか他人にとって「自分の世界を持っている人」としてユニークに映る。
現実世界でもソーシャルメディアでも、周りに流されずに、自分のしたいことを突き詰めている人のコンテンツが伸びているのも繋がっていると思う。

5. “悪い男”(”悪い女”)が持つ魅力
映画や小説などでよく見かける「悪い男」「悪い女」のキャラクターは、実際にも多くの人々が非日常のちょっとしたスリをに感じる側面なのかも。
反社会的な魅力や挑戦的な態度が、やめられない止まらないかっっぱえびせんの人も多いだろう。冷たくて近づきにくい人は、まさにその「悪い男」や「悪い女」に似た役割を果たし、周りから見れば「どうしても近づきたくなる」存在に変わる。
伝説のダチョウ俱楽部の押すなよ、いや押せよ!が脳裏に浮かんだのは私だけだろうか。

6. 変えられるかも、という希望が湧くから
もう一つ面白いのは、心を閉ざしている人に対して、「もしかしたら自分がその人を変えることができるかも」という希望を持つことがあるということ。変わり者の心を動かすことに成功すれば、それが大きな達成感につながるケースも。こうした希望が、相手を魅力的に感じさせることがある。
まとめ
映画を観ると、どうしてあんな冷たくて感情的に距離を取るキャラクターが、周りからモテるのかが少し理解できた気がする。実際に、こうした心理的要素が働いて、私たちはどうしても心を開かない人や手に入れにくい人に惹かれてしまうのかもしれない。
でも、冷たいだけでは結局長続きしないし、最終的には真のつながりや誠実さが一番大切だと思う。それでも、心を開いてくれない人の中に隠れた魅力があるのも確か。恋愛は複雑で面白いね。
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