トビリシ48時間・低温やけど編🏥ジョージアで学ぶ「海外医療の選び方」

By Mana takita


◆12月22日・月曜日

暖房と爆美女と、ジョージア医療の底力

昨夜は早めに寝た甲斐あって、9時頃にすっきり起床。
朝食前に30分のマットピラティスを済ませ、身体の巡りも頭のキレも申し分ない。コンディションは最高、と言っていいくらいだった。
そんな穏やかな朝の延長線上で、前日の夕方にジョージアの皮膚科へ予約を入れていた事を思い出す。

というのも、原因はイスタンブール滞在中に遡る。


1906年だったかに建てられたらしい歴史ある建物で、Airbnbとしての居心地自体は悪くなかった(ジャンキー危険エリアに位置しているという事実を除けば)。ただ、とにかく古い建造物あるあるで、建物の中まで極寒。
どこまでも末端冷え性の私は、愛用のキリン柄湯たんぽと一緒に寝ることでなんとか凌いでいたのだが、翌朝、足の甲に違和感と痛み。見てみると、低温やけどによる水ぶくれができていた。やっちまったなぁ!

「まあ、これくらい数日で自然に治るだろう」
そう軽く見ていたのが完全に判断ミスだったことを思い知らされる。
一週間経っても腫れは引くどころか、むしろどんどん巨大化。ぷくぷくと、見た目だけは妙に可愛らしく成長している始末だ。メタモンを飼育している気分になるくらい。痛みも増している気がして、さすがに感染リスクなど不安になり医療機関を受診することにした。

とはいえ、ジョージアの保険カードは持っていないし、クレジットカード付帯の旅行保険も、基本的には救急でなければ適用されないケースが殆ど。
それでも背に腹は代えられない。あれこれ調べた末、英語対応で評判の良いクリニックを一つに絞り、オンラインで翌日18時の予約を完了させていた。

朝食後は記事を書いたり、今後の旅程を整理したりしていたら、時間はあっという間に過ぎていく。
17時過ぎに宿を出て、タクシーにするかバスにするか迷ったが、どうせこの時間帯は渋滞で所要時間は大差ない。そう判断してバスを選んだのだが、こうもスムースには進まない。

ホテルを出た時間帯からの計算では完ぺきに予約時間に間に合うはずだった。
けれど、待っても待ってもバスは来ないし、若干薄着で全然寒い。
そして20分後、ようやく小さなミニバスが到着した。大きいバスであれば大丈夫そうだけれど、カード決済できるか一抹の不安があったけれど、あっさりOK。助かる。

ちなみに待ち時間に駅でメトロカードを買おうとしたが、必要な現金がなく断念。(昨日レートが悪くて両替をあきらめたんだった!)


それだけでなく、メトロカードカウンターのお姉さんはスマホに夢中で、「チケット何枚?」の一点張り。
「いや、カードが欲しいんだけど……」というこちらの心の声は届かず、その時点で深追いはやめた。

皮膚科は、オンラインで見つけたレビュー評価の高い「Kani Clinic」に決定。他にもジョージア語の名前などあったが、完全に旬でおいしそうな「蟹」を連想させてきたのも理由のひとつなのはここだけの秘密。(笑)


総合病院も候補には出てきたが、保険なしだとコンサル費が高そうで見送り。
メトロカードなしでも 1.50GELで済むバス(カードであれば1GELのみらしい) を選ぶのが正解だろう、と自分を納得させる。

……が、やっと乗車できたのはいいがバス内がとにかく暑い。シカも限られた席数で座れず、温気は頭の高い私のところにどんよりと立ち込めている。
暖房ガンガン。外は氷点下目前なのに、車内は真夏という必要ないギャップ萌えを狙っているのか。
冬は好きだけれど、この寒暖差にはいつも体調を持っていかれてしまう。

イスタンブールに続き、トビリシもかなりの車社会だと知った。
トビリシの人口は約110万人、ジョージア全体でも人口の約3分の1がこの都市に集中している。
公共交通はあるものの、車の保有率も高く、体感的にも「車優位」の街だという印象。

運転手さんはかなりせっかちで、車間距離も近くてこちらがヒヤヒヤ。
暑さと気圧で頭痛がもうすぐ限界に来たその瞬間、何も言っていないのに窓を開けてくれた。念力が届いたかと思った。
本当に、命拾い。ありがとう。

ただし外気は澄んでいるというより、ガソリンの匂い強め。

気づけば予約の18時はとっくに過ぎている。
マップ上では「降りてから徒歩11分」と出ていたので大丈夫だろうと思っていたが、実際に降りたのは18分地点。どこに止まるのかもわからない感じの運転でクリニックを遥か通り過ぎてしまうのはごめんだった。
それでも、道中で今も滞在しているIHG系列の別ホテルブランチやイルミネーションピカピカのジョージアTECH大学を眺められたので悪くなかった。

街はクリスマスムード一色。
幾千のイルミネーションに加えて、50メートルほどにわたり裸のクリスマスツリーが路上販売されていて、テンションが上がる。
これまでにない、西洋のリアルなクリスマスを見ている感覚。ただし木が多すぎて道が狭く、二人すれ違えるかどうかレベルで少し焦る。予約に遅れて急いでるの忘れていた!

クリニックに着くと、受付はジョージアの爆美女。青く澄んだ目にうっかり引き込まれそうになる。
パスポートを渡して、診察料は120GEL。
「2階で待っててね」と案内された先は、クリスマスツリーと観葉植物に囲まれた綺麗な空間。

ここは Kani Clinic
トビリシだけでなく、ジョージア国内に複数拠点を持つクリニックらしい。

10分も経たずに呼ばれ、今度はドクターも爆美女
しかも女性医師。
この安心感、女性にしか分からないと思う。

水脹れは問題なし、針で処置してクリームを塗ればOKとのこと。
処方箋を書いてくれたうえ、頼んでもいないのに全身のホクロチェックまでしてくれた。
顔から、上下とも下着で隠れる部分以外はすべて。

今年2月末にマレーシアを出てから、ちゃんとした医療チェックを受けていなかった身としては、ありがたすぎる。
結果、どれも問題なし。ただし「年1回は必ずチェックしてね」と。

(▼以下、マレーシアの税金や年金、医療についてリアルにお伝えしています🖊)

「下にも薬局あるし、道端の薬局でも買えるよ」とのこと。
イスタンブールに続き、トビリシも薬局がとにかく強い
健康オタクには天国。

診察後、1週間以内なら無料で再診OKという神対応。
この瞬間、ジョージア移住したい欲がさらに加速した。
人が優しく、食が美味しく、物価も高すぎず、医療と公共交通が整っている。

HOWEVER、1階の薬局に担当薬剤師がいなかったので、来る途中で見つけた別の薬局へ。
薬だけでなく、ノート、スナック、エッセンシャルオイルまで手に入れて大満足。

帰りのバスでは記事を書いていたが、またしても暖房で酔い、目的地までは中間地点くらいだけれど

途中下車。
ホテルまで40分、水脹れメタモンを抱えながら気合いで歩く。それでも、イルミネーションが綺麗で一人感動しながらあっという間の帰路。

外食するかも迷ったけれど、押し寄せる眠気に負けてそのまま直帰した。


◆12月23日・火曜日

旅人はいつだって、決断が早い

今日はチェックアウトの日。
2泊の予定が、気がつけば4泊。
立地も快適さも文句なし。さすがIHG様様。ポイント半額セールで買っておいて本当に得をした。

レイトチェックアウトは13時までOK。
朝食後にまたもやパッキング。

旅をしていると、モノを増やさないつもりでも結局増える。でも昨年よりは、確実に身軽トラベラーに進化できていると思う。

「ずっと旅してて大変じゃない?」と聞かれることがあるけれど、そもそも フライトで運べない、手荷物に収納できないと分かった瞬間、欲しい気持ちは消える。
自然と厳選するようになりむしろ効率がいいのでは?と自論を推す。

預け入れも、あえて容量小さめのスリムタイプを用意した。どんなに頑張っても押し込んでも22〜23kg。
旅行ジャンキーには、これくらいがちょうどいい。

チェックアウト後は、車で30分の新しいホテルへ。
昨晩トリップドットコムで予約した、丘の上の5つ星リゾート。

マリオットポイント使用も迷ったけれど、クリスマス価格で断念。結果、トリップのダイアモンドメンバー特典で 4泊32,000円(うち約5,000円はポイント)
安すぎて逆に不安になるが、レビューは問題なさそうだった。

到着してみると、想像通り周囲にお店はゼロ。
回転ドアは電気が入っておらず手動。
5つ星の割にベルボーイもおらず、階段。
青年スタッフが駆け寄って助けてくれたからOK。

チェックイン時、客は私ひとり。この時点でほのかに香る違和感。
施設自体に問題はないが、妙な静けさを覚える。

部屋で荷物を広げ、少し休んだところで一本の連絡。
ドバイで、どうしても外せないミーティング。しかも明日。

チェックインから40分。
3分ほど考えて、決断。

ホテルに電話し、翌日チェックアウトの手続きを依頼。
先方に「明日着きます」と返信。
トビリシ→ドバイ片道約60,000円、ホテル3泊52,000円。

正直、ホリデー価格もあり痛手。
でも、これは確実に今後のビジネスの糧になる。
そう確信できたから、迷いはなかった。


▶ 次章予告

思いがけず迎えるトビリシ・ラストナイトと、
ドバイで始まる怒涛の奔走編へ?

旅はいつも、予定外の決断で一番の意味を成すと知っている。

最後までお読みいただきありがとうございます:)

インスタグラム:__mana.lulu

港を出た日から、人生が始まったをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む