不動産市場の裏側にある「住み心地」という指標→共存がつくる都市価値

By Mana takita


ジョージアは、ヨーロッパとアジアの境界に位置する小さな国だ。古代から交易路の要衝として栄え、ペルシャ、オスマン、ロシアという大国に挟まれながらも、自分たちの言語、文字、宗教、文化を守り抜いてきた。

キリスト教を早くから受け入れた一方で、異民族や異文化を排除しきらなかった歴史が、この国独特の「寛容さ」を育てたとも言われる。
外から来る者に対して距離を測るより、「まず迎え入れる」という姿勢🍷
それは人間関係だけでなく、街の風景そのものにも表れていて個人的には大感激させられた。

🐕トビリシが「犬の都」と呼ばれる理由

トビリシが犬の都として知られるのは、単に野良犬が多いからではない。
自治体が長年にわたりTNR(捕獲→不妊去勢→返還)を実施し、健康管理・ワクチン接種・耳タグによる個体識別が徹底されてきた結果だ。

街を歩くと気づく。

・極端に痩せた犬が少ない
・人に過剰に怯えない
・無理に群れず、それぞれの居場所で静かに過ごしている

これは「放置」ではなく、「共存」が成立している状態だ。
犬たちは管理されながらも、統制されすぎてず自由に過ごせている。その絶妙なバランスが、街全体に不思議な安心感をもたらしている。

🪞動物の扱いは、街の成熟度を映す鏡

心理学や社会学の研究でも、
動物福祉の水準と、住民の生活満足度・安全感・コミュニティ意識には相関があると指摘されている。

動物に対して過剰な暴力も、過剰な排除も起きない街では人と人との関係もまた、極端になりにくいのだとか。

吠えない犬が街角で眠っている。
それだけで、「この街は怖くない」と無意識に判断している自分に気づく人も実際に多いと思う。


ジョージア不動産市場の現在地📍

こうした生活環境の質を背景に、首都トビリシの不動産市場は近年、着実に存在感を高めてきた。

2023〜2025年にかけて、住宅価格・賃料ともに上昇基調が続き、特に中心部では需要が供給を上回る状態が続いている。

2022年、ロシアによるウクライナ侵攻以降、ロシア・ウクライナ両国からの移住者が急増し、一時的に家賃が数倍に跳ね上がった地域もあった。(噂では4倍以上になったとか、、?)

ただしこれは、戦争という外的ショックによる短期的な需給逼迫であり、現在は移住者の流動化と新規供給によって徐々に調整局面に入っているらしい。

🌎国際資本が見ている「次の顔」

ジョージアが注目される理由は、ローカルな魅力だけではない。
世界の不動産業界TOPドバイを拠点とする政府系・準政府系デベロッパーが、トビリシや黒海沿岸バトゥミ周辺で大規模開発を進めている。

Emaar Properties創業者が関与する関連グループ(Eagle Hills)による数十億ドル規模のウォーターフロント再開発計画は、住宅・ホテル・商業・マリーナを含む都市再編プロジェクトだ。

こうした投資は単なる建設ではない。
「この都市を国際市場にどう見せるか」という、国家戦略そのものでもある🏰

この種の政府との共同投資・大規模開発計画が進むことは、都市のインフラ整備とブランド向上、そして国際投資家の関心を呼び起こす契機となる。


不動産価値と動物福祉はつながっているのか

動物福祉が直接、不動産価格を押し上げるわけではない。
ただし、
・安全性
・暮らしやすさ
・街に流れる空気
・住民の価値観

こうした非数値的な要素が、「住みたい場所かどうか」を決定づけるのは確かだ。

穏やかに暮らす犬たちのいる街は、人間にとっても長く暮らしやすい環境であることが多い🌳

なぜ今、ジョージアが注目されているのか

  1. 地政学的な立地🗺️
    ヨーロッパとアジアを結ぶ交差点としての利便性。
  2. 成長余地のある不動産市場📈
    成熟しすぎていないからこそ、選択肢が残っている。
  3. 国際資本の参入🌐
    都市ブランドの再構築が進行中。
  4. 生活そのものの心地よさ🌱
    数字では測れない「安心感」が、街の価値を底支えしている。

まとめ

ジョージア、とりわけトビリシの魅力は、派手さや即効性ではない。

地政学、資本、観光、移住。
それらの大きな流れの下に、犬たちとの共存のような静かで見えにくい確かな価値が流れている。

都市の魅力とは、
「どれだけ儲かるか」だけで決まるものではない。
「どれだけ安心して、毎日を生きられるか」。

その答えを、トビリシはとても穏やかな形で示しているみたい♨


最後までお読みいただきありがとうございます🏰

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